カメラグランプリ2002 データ

カメラグランプリ2002
「キヤノンEOS-1D」
JPEG画像:1.7MB
記者クラブ特別賞
「ニコンFM3A」
JPEG画像:1.5MB
カメラ記者クラブ特別賞
「ミノルタDiMAGE X」
JPEG画像:1.5MB


カメラグランプリ2002ロゴおよびカメラ記者クラブ特別賞ロゴの使用について

ロゴマークとともに必ずカメラ記者クラブ参加各雑誌のネームも入れてください。 カラー誌面の場合、ロゴマークに指定があります(赤色部はY100M100/水色部はC100)。指定に沿った色でお願いします。 1色誌面の場合は、グレースケールにしてください。使用の際に不都合がございましたら、実行委員会までお問い合わせください。 なお、ロゴの使用サイズは雑誌名の文字つぶれを防ぐために、左右30mm以上でご使用いただけますようお願いします。
カメラグランプリロゴeps画像(MAC)
CGPlogo_02J.hqx(日本語)
CGPlogo_02e.hqx(英語)

カメラグランプリロゴeps画像(Windows)
CGPlogo_02J.exe(日本語)
CGPlogo_02e.exe(英語)
記者クラブ特別賞ロゴeps画像(MAC)
CGPSPlogo_02J.hqx(日本語)
CGPSPlogo_02e.hqx(英語)

記者クラブ特別賞ロゴeps画像(Windows)
CGPSPlogo_02J.exe(日本語)
CGPSPlogo_02e.exe(英語)



【カメラグランプリ2002】
【カメラグランプリ2002・カメラ記者クラブ特別賞】
決定のお知らせ



 カメラグランプリ2002は「キヤノンEOS-1D」(開発メーカー・キヤノン株式会社)に決定いたしました。カメラグランプリにおいて、デジタルカメラの受賞は今回が初めてとなります。
 カメラグランプリは、写真・カメラ雑誌のメカニズム担当記者の集まりであるカメラ記者クラブ(1963年9月発足、現在13誌15名加盟)が主催し、カメラグランプリ実行委員会の運営のもと、毎年、一年間に日本国内で新発売されたスチルカメラの中からもっとも優れたカメラ一機種を選び、表彰するものです。
 選考委員は、カメラ記者クラブ会員をはじめ、記者クラブ加盟雑誌の編集長もしくは代表者、およびカメラグランプリ実行委員が委託した学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家等で構成され、今年は総勢54名が選考にあたりました。また、選考対象となったカメラは、2001年4月1日から2002年3月31日までに新発売された169機種(カラーバージョン・リミテッドバージョンを含む)でした。

 また、1990年より、大衆性、話題性、先進性に特に優れた製品と認められた場合にカメラグランプリの決定後、グランプリカメラを除くすべての製品を対象に、カメラ記者クラブ会員の合議によって選ぶ「カメラグランプリ・カメラ記者クラブ特別賞」を設けていますが、今回は「ニコンFM3A」(開発メーカー・株式会社ニコン)と「ミノルタDiMAGE X」(開発メーカー・ミノルタ株式会社)が選ばれました。


【選考理由】
       
●カメラグランプリ2002 『キヤノンEOS-1D』
 
 キヤノンのフラッグシップ機であるEOS-1vの基本性能をそのままに、フィルムカメラに劣らない撮影感覚とスピードを備え、デジタルカメラにつきものであった撮影時のストレスを解消した功績は大きい。また、卓越した信頼性と耐久性を持ち、従来からの超音波モーター内蔵レンズや手ぶれ補正機能搭載レンズ、DOレンズなど充実したレンズ群や豊富なシステムアクセサリーがそのまま使えるところが評価できる。
 さらに、

・最高8コマ/秒(連続21コマ)の高速連写能力を可能にした点。

・新開発による有効画素数約425万画素の28.7×19.1mm大型CCDセンサーの搭載。

・大型の画素サイズにより、高感度・高密度の解像度を実現。

・偽色キャンセルやノイズリダクション機能など、画質クオリティを深く追求している点。

・実撮影画角が35mmフィルムカメラ換算で約1.3倍と、比較的フィルムカメラに近い感覚でフレーミング操作が可能。

・幅広い使用者の利便性を考慮に入れた記録形式の選択肢の広さやホワイトバランスブラケティング機能。

・EOS-1v譲りの45点エリアAF、21分割評価測光、防塵・防滴仕様など、ユーザーのニーズに応える仕上がり。

など、プロ写真家の信頼に応えるデジタル一眼レフのフラッグシップ機としてのあり方を示すモデルと言える。。


●カメラ記者クラブ特別賞 『ニコンFM3A』

 写真を撮る楽しさがカメラ操作を通して体感できる、現在では希少となったMF一眼レフカメラ。カメラとしてはベーシックでシンプルなマニュアル露出と絞り優先AE機で、しかも追針式のメーターを採用しているため、写真をこれから始める人にも写真を覚える上で分かりやすい。各カメラメーカーがMF機の開発はおろか、撤退が相次ぐ中、ファンの要望に応えたことも評価できる。
 さらに、

・マニュアル露出時は全速機械式制御、絞り優先AE時は電子制御可能なハイブリッドシャッターの搭載。

・TTL調光補正機能、プレビュー、スクリーン交換可能など、機能面での充実。

・ボディに合わせて開発された薄型でコンパクトなAiニッコール45mmF2.8Pの発売。

・世襲したニューFM2のボディデザインの外観イメージを損なわずに、機能や使いやすさを向上させている。

など、AFやデジタルなど電子化が全盛の今日、本格的なMF一眼レフカメラの開発は大きな意味を持つと言える。


●カメラ記者クラブ特別賞 『ミノルタDiMAGE X』

 競争の激しいコンパクトデジタルカメラにおいて、薄型タイプのデジタルカメラは従来、単焦点レンズを採用していたが、性能、デザイン、コンパクト化のバランスを新開発の屈曲光学3倍ズームレンズをボディに縦置きにすることで、実現したことは評価に値する。また、このデジタルカメラの特徴を十分に生かした斬新なアイデアは、デジタルコンパクトカメラ部門に新たな道を切り開いたと言える。
 さらに、

・新開発の屈曲光学ユニットによる全長変化のない3倍ズームの搭載。

・電源投入後の1.8秒で撮影可能となる素早い起動時間。

・携帯性に優れた厚さ20mm・重量135gという薄型軽量の斬新なデザイン。

・アルミ合金とステンレススチールのデュアルメタル外装が持つ高級感。

など、これまでのデジタルカメラの常識を覆し、新たなひとつの方向性を示した功績は大きい。


■1984年の第1回カメラグランプリ’84以来、今年でカメラグランプリは19回を数えますが、初回よりの受賞カメラは以下のとおりです。

第1回(1984年) ニコンFA(日本光学工業株式会社・現株式会社ニコン)
第2回(1985年) ミノルタα−7000(ミノルタカメラ株式会社・現ミノルタ株式会社)
第3回(1986年) キヤノンT90(キヤノン株式会社)
第4回(1987年) キヤノンEOS650(キヤノン株式会社)
第5回(1988年) KYOCERA SAMURAI(京セラ株式会社)
第6回(1989年) ニコンF4/F4S(株式会社ニコン)
第7回(1990年) キヤノンEOS10クォーツデート(キヤノン株式会社)
第8回(1991年) コンタックスRTSIII (京セラ株式会社)
第9回(1992年) ペンタックスZ−1クォーツデート(旭光学工業株式会社)
第10回(1993年) キヤノンEOS5(キヤノン株式会社)
第11回(1994年) ミノルタα−707si(ミノルタ株式会社)
第12回(1995年) コンタックス G1(京セラ株式会社)
第13回(1996年) ミノルタTC−1(ミノルタ株式会社)
第14回(1997年) ニコンF5(株式会社ニコン)
第15回(1998年) ペンタックス645N(旭光学工業株式会社)
第16回(1999年) ミノルタα−9(ミノルタ株式会社)
第17回(2000年) キヤノンEOS−1V(キヤノン株式会社)
第18回(2001年) ミノルタα−7(ミノルタ株式会社) 
第19回(2002年) キヤノンEOS−1D(キヤノン株式会社) 

 また、カメラ記者クラブ特別賞は今年で13回目となります。
第1回(1990年) コニカKANPAI(コニカ株式会社)
第2回(1991年) フジ カルディア トラベル ミニDUAL−P(富士写真フイルム株式会社)
第3回(1992年) コニカHEXAR(コニカ株式会社)
第4回(1993年) ニコノスRS(株式会社ニコン)
           シグマ各種交換レンズ群およびSA−300(株式会社シグマ)
第5回(1994年) オリンパスμズームパノラマ(オリンパス光学工業株式会社)
第6回(1995年) リコーR1(株式会社リコー)
第7回(1996年) フジフイルムGA645プロフェッショナル(富士写真フイルム株式会社)
第8回(1997年) キヤノンIXY(キヤノン株式会社)
           コンタックスAX(京セラ株式会社)
第9回(1998年) オリンパスCAMEDIA C−1400L(オリンパス光学工業株式会社)
第10回(1999年) ニコンCOOLPIX950(株式会社ニコン)
            タムロンAF28〜300mmF3.5-6.3LD ASPHERICAL[IF]MACRO (株式会社タムロン)
第11回(2000年) ニコンD1(株式会社ニコン)
            コニカHEXAR RF(コニカ株式会社)
第12回(2001年) ブロニカRF645(株式会社タムロン)
            フジクロームプロビア100F/400F(富士写真フイルム株式会社)
第13回(2002年) ニコンFM3A(株式会社ニコン)
            ミノルタDiMAGE X(ミノルタ株式会社)



●下記写真は5月31日青学会館に於いてカメラグランプリ2002贈呈式の様子です。
表彰楯を受け取るカメラグランプリ2002受賞 キヤノン株式会社 イメージコミュニケーション事業本部 事業本部長 常務取締役 内田恒二氏(右)と楯を手渡すカメラグランプリ2002実行委員長 根本貴正
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表彰楯を受け取るカメラ記者クラブ特別賞受賞 株式会社ニコン 執行役員 映像カンパニー開発統括部統括部長 富野直樹氏(右)と楯を手渡すカメラ記者クラブ代表幹事 福島義光
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表彰楯を受け取るカメラ記者クラブ特別賞受賞 ミノルタ株式会社 光学機器カンパニーカメラ事業部長 大場勝氏(右)と楯を手渡すカメラグランプリ2002副委員長 杉山收
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カメラグランプリ2002受賞メーカー挨拶。挨拶をするキヤノン株式会社 イメージコミュニケーション事業本部 カメラ開発センター所長 村野誠氏
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カメラ記者クラブ特別賞受賞メーカー挨拶。挨拶をする株式会社ニコン 映像カンパニー 第一開発部 ゼネラルマネジャー 後藤哲朗氏
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カメラ記者クラブ特別賞受賞メーカー挨拶。挨拶をするミノルタ株式会社 デジタルフォト第1部DP開発12課長 中島英和氏
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※本件に関するお問い合わせは・カメラグランプリ2002実行委員会委員長・根本貴正(日本カメラ編集部・TEL03-3666-4321)または事務局長・藪崎大(カメラスタイル編集部・TEL03-5385-8111)までお願いいたします。

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