決定! カメラグランプリ2025

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■概要

カメラグランプリ2025は、写真・カメラ専門の雑誌・Web媒体の担当者の集まりであるカメラ記者クラブ(1963年9月発足、2025年4月現在8媒体1団体が加盟、代表幹事・福田祐一郎)が主催し、カメラグランプリ2025実行委員会(実行委員長 大江 航)の運営のもと選考委員が組織され、2024年4月1日~2025年3月31日に発売された製品から各賞を選考いたしました。

カメラグランプリ「大賞」は、期間内に日本国内で新発売されたスチルカメラの中から、最も優れたカメラ1機種を選び表彰するものです。また、日本国内で新発売された交換レンズの中から最も優れた1本を選ぶ「レンズ賞」、一般ユーザーがWeb上の専用サイトから投票する「あなたが選ぶベストカメラ賞」「あなたが選ぶベストレンズ賞」(投票期間:2025年2月27日~4月7日)、カメラ記者クラブ会員が「大賞」「レンズ賞」を受賞した製品を除くすべてのカメラと写真製品・機材を対象に、大衆性・話題性・先進性に特に優れた製品を選ぶ「カメラ記者クラブ賞」の合計5つの賞を設けています。

選考委員は、カメラ記者クラブの会員をはじめ、加盟媒体の編集長(もしくは代表者)、カメラグランプリ実行委員が委託した外部選考委員、特別選考委員(学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家、写真関連団体の代表等)で構成され、今年は総勢57名が選考にあたりました。各賞の選考理由は、選考委員の投票理由をもとにカメラグランプリ実行委員会でまとめました。

カメラグランプリ2025の各選考委員の投票内容はこちら→大賞レンズ賞

■詳細
カメラグランプリ2025 大賞
EOS R1 (キヤノン)


選考理由
キヤノンのミラーレスカメラ「EOS Rシステム」初のフラッグシップモデルとして、プロフェッショナルの要求に応える⾼性能を実現。新開発のフルサイズ裏⾯照射積層CMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC X」、エンジンシステム「DIGIC Accelerator」により、⾼速連写や⾼感度性能を両⽴。電⼦シャッター時には最⾼約40コマ/秒の連写が可能で、ローリング歪みを⼤幅に低減した。測距エリア全域でクロスAFを実現し、デュアルピクセル Intelligent AFにより被写体追尾性能を⾶躍的に向上させた。また視線⼊⼒AFや「アクション優先」機能なども搭載。さらに約944万ドットの⾼精細電⼦ビューファインダーや最⼤約9600万画素の⾼解像度画像を⽣成する「カメラ内アップスケーリング」機能など、撮影体験を一新する機能を多数搭載する。これらの先進的な技術と⾼い完成度が評価され、「カメラグランプリ2025 ⼤賞」に決定した。



カメラグランプリ2025 レンズ賞
FE 28-70mm F2 GM(ソニー)


選考理由
ズーム全域で開放絞りF2を実現した初のEマウント標準ズームレンズ。AF駆動には4基のXDリニアモーターを搭載し、高速かつ静音なオートフォーカスを実現する。14群20枚のレンズ構成には、超高度非球面XAレンズやスーパーEDガラスなどを採用することで諸収差を効率よく抑制。また防塵防滴に配慮した設計やズームリングの操作感を切り替えられるスイッチなど、プロフェッショナルの要求に応える機能を備える。革新的な性能と高い完成度が評価され、「カメラグランプリ2025レンズ賞」に決定した。 

カメラグランプリ2025 あなたが選ぶベストカメラ賞
EOS R5 MarkⅡ (キヤノン)


投票理由(一部抜粋/編集)
・EOS R5からの正統進化でさらにオールマイティなカメラに仕上がっている
・手頃な価格でフラッグシップ機のような性能
・視線入力によるピント合わせに感動した
・筐体の美しさ、機能、コスト、全てがバランス良いカメラ
・画質、AF、連写、動画に高いレベルで満足
・高画質でしかも厳しい条件でも精細な撮影が可能となった
・食いついて離れないAFトラッキングが素晴らしく、動物やスポーツ撮影において非常に重宝する機種であるため
・ニューラルネットワークアップスケーリングの映像再現度の高さと、それをあのコンパクトなボディに搭載したキヤノンの技術力の高さに感銘した
・画質、AF、連写、動画に高いレベルで満足
・高画素機というイメージの “5” から完全に脱却し、連写・AFを含めた全方位で活躍できるカメラになっている
・AI技術によるノイズ低減、高画素化技術、視線入力AFの採用など基本スペック以外の飛び道具も多い
・オールラウンダー機能とサイズを踏襲しながら視線入力を採用したチャレンジ精神は素晴らしい
・伝統ある “5” の2世代目に、歴史に恥じない性能と描写力を評価した
・正確で画期的なフォーカス、圧倒的な描写力を備えつつ取り回しの良い軽さは唯一無二です
・8K動画も視野に入れた性能で長期に渡り使える。オプションのクーリングファンも魅力

カメラグランプリ2025 あなたが選ぶベストレンズ賞
RF70-200mm F2.8 L IS USM Z (キヤノン)


投票理由(一部抜粋/編集)
・解像力の高さ、明るさ、インナーズームによる取り回しの良さ、全てが良かった
・RF70-200mm F2.8 Lにテレコン(エクステンダー)が遂に装着できるようになったから
・画質の綺麗さ・焦点距離・本体サイズともに一番魅力的なレンズ
・外装カラーが撮影シーンを考慮した白黒の2色から選べる
・コンパクトで解像度、コントラスト、色味のバランスがすばらしい。エクステンダーも使えるのでとても気に入っている
・静止画と動画のハイブリッドレンズだが、静止画性能も素晴らしく、70-200mmF2.8の魅力が詰まっている
・キヤノンの歴代70-200mmF2.8の最高傑作
・Lレンズとしての光学性能の高さに加えて、望遠レンズの中でも接写性能が高い
・静止画撮影と動画撮影において高性能レンズであることを両立している
・高価ですが信頼できるレンズです
・アイリスリングを搭載している点も良いと思う
・ワイド端からテレ端まで高画質を維持し、手持ちでも問題ない取り回しの良さ
・同じ焦点距離、F値のレンズがあるにもかかわらず発売されたレンズで、描写も非常に良く、動画にも使いやすくなったレンズで評価できます
・スペックのわりに小さく、エクステンダーで1.4倍、2倍にしても画質の低下が気にならない
・インナーズームを採用している点。また防塵防滴に優れており、ズームリングの取り回しも良かった

カメラグランプリ2025 カメラ記者クラブ賞
【企画賞】PENTAX 17 (リコーイメージング)


選考理由
デジタルカメラ全盛の現代において、フィルム写真の魅力と撮影体験を再評価する製品として登場。35mmフィルムを使用したハーフサイズフォーマットを採用することで、1本のフィルムで通常の倍の撮影が可能で、縦位置フォーマットで撮影を楽しむことができる。手動巻き上げレバーやゾーンフォーカス方式など、撮影者がカメラの操作を楽しめる設計となっており、あえて全自動化を避けることで、撮影者の個性や創造性を引き出すことを目指した。アナログ写真の楽しさを現代に伝える象徴的なカメラである点を評価し、「カメラグランプリ2025のカメラ記者クラブ賞 企画賞」に選定した。

【技術賞】Z50II (ニコン)


選考理由
最新の画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載し、人物や動物、乗り物など9種類の被写体を自動検出する高度なAF性能を実現。最大約30コマ/秒の高速連写や、シャッターを押す前の瞬間を記録できる「プリキャプチャー」機能を備える。また20種類の色調やトーンを簡単に設定できる「ピクチャーコントロール」、プロのレシピを取り込める「イメージングレシピ」により、撮影者の創造性を刺激する。バリアングル式液晶モニターや、5.6Kオーバーサンプリングによる高解像度4K動画撮影、ライブ配信対応など、充実した動画機能も搭載されている。これらの機能により、初心者から上級者まで幅広いユーザーに新たな撮影体験を提供するカメラである点を評価し、「カメラグランプリ2025のカメラ記者クラブ賞 技術賞」に選定した。


■カメラグランプリマークについて


この画像ファイルは、カメラ記者クラブの活動およびカメラグランプリに関する報道・解説を目的とした出版物およびWebページでのみご使用いただけます。それ以外の目的への使用(各種カタログや製品の化粧箱、展示会展示、店頭POP、PR用店頭ビデオ、広告原稿など)については、お問い合わせください。



「カメラグランプリマーク使用のガイドライン」
:指定の色や配色を変えないこと。モノクロインクのみ使用した印刷に限り、モノクロ配色も可能です。
大きさ:最低でも横幅8mm以上で使用してください。
禁止事項:縦横比を変える、マークの一部だけを使用する、マークにほかの要素を重ねる・足すなど。

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